介護福祉士試験対策のポイント

リハビリテーションの定義・領域

WHO(世界保健機関)が、リハビリテーションの定義とその領域について、
以下のように定めています。

 

WHOのリハビリテーションの定義

 

WHO(世界保健機関)において、
「リハビリテーションとは、医学的、社会的、教育的、職業的手段を組み合わせ、
かつ相互に調整して、訓練或いは再訓練することによって、
障害者の機能的能力を可能な最高水準に達すること」
と、定義されています。

 

WHOのリハビリテーションの領域

 

EHOでは、リハビリテーションの領域として
「医学的」、「社会的」、「教育的」、「職業的」の4領域があるとしています。

リハビリテーションの種類

@ 関節可動域訓練

 

「関節稼動域訓練」は、関節の稼動域を広げることにより、
日常生活動作の維持や改善を図ることを目的に行われます。
寝たきりの高齢者などに対して実施されるリハビリです。

 

A 筋力増強訓練

 

「筋力増強訓練は」、四肢や首などの筋力の維持や向上を図るリハビリテーションです。
寝たきりの高齢者などに対して実施されます。

 

B 日常生活動作訓練

 

「日常生活動作訓練」は、食時や排泄などを自立して行うことができるようにする訓練です。
高齢者などの身体的特徴に応じて行われるリハビリテーションです。

 

C 手段的日常生活動作訓練

 

「手段的日常生活動作訓練」は、日常生活動作訓練の応用的な訓練です。
調理や洗濯などを自立して行う事ができるよう、
高齢者などの身体的特徴に応じて行われるリハビリテーションです。

片麻痺の人の座位訓練

@ 介護者が支える場合

 

  • 介護者は介助内容を説明し、同意を得ます。
  • 麻痺側を上に横向きの姿勢(側臥位)をとり、足をベッドからおろします。
  • 麻痺側の肩と腕を前方に保ち、弧を描くように引き寄せ、身体を起こしていきます。
  • 健康な側の肘と前腕を使って上体を少しずつ起こすように促し、座位姿勢を安定させます。

 

☆ 片麻痺の人の座位訓練で介護者が支える場合のポイント ☆

 

  • 健康な側の身体機能を活かすこと。
  • 介護者は声かけをしながら、介助すること。
  • 介護者は、ボディメカニクスを活用する。

 

A 一人で起きる場合

 

  • 麻痺側を上にして頭を持ち上げ横向きになります。
  • 健康な側の足で麻痺の足を支えてベッド端から少し出します。
  • ベッドの柵をしっかりと持ち、上体を起こしてベッドに腰掛けます。

 

☆ 片麻痺の人の座位訓練で一人で起きる場合のポイント ☆

 

  • マットレスは硬いほうが良い。
  • 健康な側に寝返るほうが起きやすい。

リハビリテーションの専門職

@ 理学療法士

 

「理学療法士(PT/Physical Therapist)」は、
身体に障害のある人に、医師の指導のもと、運動療法や温熱、
マッサージなどの物理的手段を加えて、自立や機能回復に努める訓練を行う専門職です。

 

A 作業療法士

 

「作業療法士(OT/Occupational Therapist)」は、
利用者の障害特性を見ながら手工芸、身体運動活動など
様々な作業課題を提供し、社会適応能力の回復を図ることで
障害者の社会復帰や職業参加を援助する専門職です。

 

B 視能訓練士

 

「視能訓練士(ORT/Orthoptist)」は、両眼機能に障害がある人に、
その機能の回復のための矯正訓練や必要な検査を行う専門職です。

 

C 義肢装具士

 

「義肢装具士(PO/Prosthetist and Ortbotist)」は、
義肢や装具の装具部位の採型、義肢や装具の制作・身体への適合を行う専門職です。

 

D 言語聴覚士

 

「言語聴覚士(ST/Speech-Language-Hearing Therapist)」は、
言語、聴覚障害者に言語訓練や指導を行い、
コミュニケーション機能を回復させたり、
本人や家族の相談を受けて助言や指導を行う専門職です。