介護福祉士試験対策のポイント

総合問題の科目の特徴

総合問題の科目では、3領域:11科目で学習する内容の全てが出題範囲となります。
複合的な内容の問題が、短文事例形式で出題されます。

 

出題内容の例としては、「社会の理解」の「介護保険法」と、
「認知症の理解」の「アルツハイマー病」の内容が混ざった問題などがあります。

 

総合問題の科目では、いかに11科目を学習できたかという復習的要素と
複合的な内容でもしっかりと判断できるかという応用的要素が問われます。

総合問題の試験対策

総合問題の科目では、新たに何かを学ぶわけではありません。
ですから、過去問題や予想問題集などの練習問題をなるべく数多く解き、
多彩な出題内容や出題パターンに対応できる力をつけていくことが大切です。

 

また、総合問題を数多く解くことによって、
自分の苦手科目や苦手分野を知ることができます。
11科目の学習が終わったら、総合問題にとりかかるのではなく、
試験学習初期に総合問題の練習問題に取り組むことで、
どの科目が苦手かを発見し、重点的に勉強すべき科目を絞り込むことが出来ます。
そして、再び、総合問題を解くことにより、
苦手分野や苦手科目がクリアできたかどうかを確認する事もできます。

 

問題は12問出題されます。
事例問題の出題数は1事例:3問で4セットあります。

 

総合問題の問題は、難易度が高いものはあまり多くないので、
空き時間には練習問題を解くようにし、12問中12問正解の満点を目指すと良いですね。

問題例

問題集にあった問題例です。

 

(事例)

 

Aさんは77歳で女性です。
アルツハイマー型認知症の認知症高齢者の日常生活自立度ランクUa と診断されています。
夫が亡くなった後、隣町で理容店を営む息子夫婦と同居するようになりましたが、
3ヶ月経ったころから、夕方になると「夫が帰ってこない」と玄関先に座るようになりました。
夜中に夫を探して家中を歩き回るなどの行動もするようになりました。

 

診察の結果、認知症の進行がすすんでいることがわかり、
認知症高齢者の日常生活自立度ランクVb が認められました。

 

Aさんが夜間に徘徊するため、息子の妻は不眠が続き体調を崩し、
現在、Aさんは自宅に近いグループホームに入所しています。

夕方になると、「夫が帰ってくるので家に帰ります」と言って、

足早に外に出ようとするAさんに、介護職がかける言葉として
最も適切なものを一つ選びなさい。

 

@ 暗くなるので外は危ないですよ。

 

A 家に帰りたいのですね。

 

B ここがAさんの家ですよ。

 

C 明日、息子さんに来てもらいましょう。

 

D もうすぐ夕飯の時間ですよ。

正解「A」

 

@ × Aさんにとって、否定的な内容に捉えられてしまう恐れがあるので、適切ではありません。

 

A 〇 Aさんの「帰ります」という発言を受け、「家に帰りたいのですね」と返すことは、
   共感的で、かつ受容的な声かけなので適切です。

 

B × Aさんにとって、否定的な内容に捉えられてしまう恐れがあるので、適切ではありません。

 

C × まず、Aさんの夫に対する思いを受け止める必要があるので、
   「明日、息子さんに来てもらいましょう。」と発言するのは不適切です。

 

D × 認知症がある利用者が現実と異なることを言った場合は、
   まず共感的な声かけ、かつ受容的な声かけをすることが大切です。