介護福祉士試験対策のポイント

体内における食物摂取の過程

体内における食物摂取の過程は、
食欲→摂食→咀嚼→嚥下→消化・吸収→排泄の6段階に区分できます。

栄養素

たんぱく質、脂質、糖質を「3大栄養素」といい、
たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル(無機質)を「5大栄養素」といいます。

 

摂取した時のエネルギー供給量は、糖質・たんぱく質が1gあたり4キロカロリー、
脂質が9キロカロリーとなります。

 

ビタミンとミネラル(無機質)は、生体機能を調節する働きがあります。

高齢者、障害者の食生活

高齢者は、良質のたんぱく質の摂取が必要です。
ですが、咀嚼や嚥下障害、消化吸収機能の低下などによって、
低栄養を引き起こすことがあります。

 

味付けや温度、盛り付けを工夫し、嚥下障害が見られる場合は、
ミキサー食やとろみ食を用意し、しっかり食べられるようにケアします。

 

骨粗鬆症の予防には、カルシウムが一日600mg以上、
食物繊維が1日20〜25g、ビタミンC、ビタミンDを取り入れることが大切です。

 

また、障害者は、障害の進行や悪化の予防のため、
障害別に食事内容を工夫する事も必要です。

問題例

口腔内に関する問題で、問題集に以下のような問題がありました。

 

口腔内のしくみ、及び加齢に伴う口腔内の変化に関する記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

 

@ 唾液の分泌量は、加齢に伴って増加するため、口腔内に細菌が繁殖しやすくなる。

 

A 口腔の機能として、口呼吸がある。

 

B 歯と歯の隙間は、加齢に伴って狭くなる傾向にある。

 

C 歯の象牙質は、エナメル質に覆われており、象牙質とエナメル質の境界に歯髄が位置している。

 

D 歯の噛み合わせが、姿勢の制御に影響を及ぼすことはない。

正解「A」

 

@ × 唾液の分泌量は、加齢に伴って低下します。
   すると、口腔内の自浄作用も低下し、口腔内に細菌が繁殖しやすくなります。

 

A 〇 口腔には、「咀嚼」、「嚥下」、「発音」、「口呼吸」の4つの機能があります。

 

B × 歯と歯の隙間は、加齢に伴って広くなる傾向にあります。
   そのため、加齢に伴い、虫歯や歯周疾患が生じやすくなります。

 

C × 歯の象牙質は、エナメル質に覆われています。
   ですが、象牙質とエナメル質の境界に歯髄は位置していません。
   象牙質の中心部に、歯髄、血管、神経が位置しています。

 

D × 歯の噛み合わせは、全身の筋肉、姿勢の制御、嚥下機能などに影響を及ぼします。

 

 

☆ 老化に伴う口腔と嚥下機能について ☆

 

老化(加齢)に伴い、唾液分泌量は減少します。
嚥下反射や咀嚼力、舌の動きなども低下し、味蕾(みらい)の数も減少すると考えられています。

 

そのため、高齢者は細菌が繁殖しやすくなり、歯周疾患を生じやすい口腔環境になります。
介護福祉士などによる積極的な口腔ケアの勧めや、口腔ケアの実施が必要です。