介護福祉士試験対策のポイント

骨・筋肉系

骨格

 

成人は、全身約200個の骨から構成されます。
骨は、骨髄と骨質からできています。

 

<主な骨の名前>

 

頭の部分から足先に向かって、
頭蓋(とうがい)、頚椎(けいつい)、鎖骨(さこつ)、肩甲骨(けんこうこつ)、
胸骨(きょうこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)、肋骨(ろっこつ)、
腰椎・椎骨(ようつい・ついこつ)、とう骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)、
腸骨(ちょうこつ)、坐骨(ざこつ)仙骨(せんこつ)、恥骨(ちこつ)、手根骨(しゅこんこつ)、
中手骨(ちゅうしゅこつ)、手の指骨(てのしこつ)、大腿骨(だいたいこつ)、
膝蓋骨(しつがいこつ)、脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)、足根骨(そっこんこつ)、
中足骨(ちゅうそくこつ)、足の指骨(あしのしこつ)

 

骨髄と骨質

 

骨髄: 骨髄は造血器官として赤血球や白血球を作っています。
骨質: 骨質には、多量のカルシウムが含まれています。

 

筋肉

 

筋肉には、骨格筋・心筋・平滑筋の3種があります。
筋肉は、収縮によって身体の運動をつかさどります。
また、エネルギーの貯蔵庫でもあります。

神経系

1) 神経

 

神経系は、「中枢神経系」と「末梢神経系」に分類されます。

 

2) 交感神経

 

交感神経が興奮すると、消化活動が抑制され、
「心拍数増加」、「毛細血管収縮」、「気管支拡張」、「瞳孔散大」などが見られます。

血液系

成人の場合、体重の約60%が体液で構成されています。

 

血液は、「血球」と「血漿」に別れ、血球は「赤血球」、「白血球」、「血小板」で構成されています。

 

1) 赤血球 

 

赤血球の役割は、血液中の酸素と炭酸ガスを運搬することです。
そして、赤血球にはヘモグロビンが含まれています。
赤血球数の正常値は、?あたり400〜500万個です。

 

2) 白血球

 

白血球は、骨髄やリンパ節で産生されます。
顆粒球、単球、リンパ球があり、リンパ球にはN<細胞、T細胞、B細胞があります。
このうちNK細胞は、体内に侵入したウィルスを退治する免疫作用を持ちます。
白血球の正常値は、?あたり3500〜9000個です。

 

3) 血小板

 

血小板の働きは、血液を凝固させ、出血を止めることです。

 

4) 血漿

 

血漿には、電解質やたんぱく質、ブドウ糖、ビタミン、ホルモンなどが含まれます。

循環器系

循環器系は、細胞や組織に酸素や栄養を補給し、
炭酸ガスや老廃物を排除するために体液を体内に巡らす働きをいなっています。

 

心臓

 

心臓は、全身に規則的に血液を送り出すポンプのような働きをしています。
そして、心臓は一分間に60〜70回の収縮を繰り返しています。

 

心臓から出て行く血管を「動脈」、心臓に戻ってくる血管を「静脈」といい、
心臓は、「右心室」、「左心室」と呼ばれる2つの心室と、
「右心房」、「左心房」と呼ばれる2つの心房に分かれています。
ポンプの働きをするのは、心室で、
右心室では全身から心臓に戻ってきた静脈血を肺に送り、
左心室は肺から肺静脈を通って心臓に戻ってきた動脈血を全身に送り出す働きをしています。

 

<肺循環>

 

右心房→三尖弁→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房

 

<体循環>

 

左心房→僧帽弁→左心室→大動脈→全身→大静脈→右心房

 

血圧

 

血圧とは、血液が流れていく時に血管壁にかかる圧力のことをいいます。
心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(最高血圧)といい、
心臓が弛緩した時の血圧を拡張期血圧(最低血圧)といいます。

呼吸器系

1) 呼吸

 

呼吸とは、生命を維持するために身体に新鮮な酸素を取り入れ、
不要な二酸化炭素を体外に排出するガス交換のことです。

 

ガス交換には、身体の各細胞と動脈血との間で行われる内呼吸と、
肺で血液中の二酸化炭素を放出し酸素を取り込む外呼吸があります。

 

2) 鼻腔

 

鼻腔には、空気中の細菌やほこりなどが肺に侵入するのを防ぐ働きがあります。

 

3) 呼吸器

 

呼吸器は、肺と気道からできています。
肺は、心臓の左右に1つずつあります。
右の肺は上葉、中葉、下葉の3葉に分かれていて、
左の肺は上葉、下葉の2葉に分かれています。

消化器系

食べものを消化・吸収できる大きさまで機械的・化学的に分解することを「消化」といいます。

 

膵臓(すいぞう)

 

膵臓には、消化に関わる膵液を分泌する外分泌機能と、
ホルモンを血液中に分泌し、全身に作用する内分泌機能があります。

 

外分泌機能

 

膵液には、トリプシン、キモトリプシン、アミラーゼなどの消化酵素が多く含まれています。
食べものが十二指腸に到達した刺激によって膵液が分泌されます。
膵液はアルカリ性なので、弱酸性の胃液を中和し、十二指腸を保護する働きもあります。

 

内分泌機能

 

膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から血糖値を下降させるホルモン「インスリン」、
α細胞から血糖値を上昇させるホルモン「グルカゴン」を分泌します。

 

小腸と大腸

 

小腸では消化や吸収が行われます。
栄養素は主に小腸壁から吸収され、大腸では殆ど吸収されません。
小腸から送られてきた食べものの残りかすは、
大腸で水分を吸収し、粘性の高い腸液を分泌して便となり排出されます。

泌尿器系

1) 腎臓

 

腎臓は、背部に左右一対あります。
そして、腎臓は、血液中の不要な物質を取り出し、尿を作る働きをしています。
尿細管を通過する間に必要な水や電解質は再び血液中に吸収され、
最後に残った尿が、尿管を経て膀胱に送られます。

 

2) 尿の排泄

 

腎臓で作られた尿は、腎杯に集められ、腎盂に運ばれて膀胱に溜められます。
そして、尿道を通って排出されますが、
一日の排尿量は、1000ml〜1500mlです。

内分泌系

内分泌系は、全身の統合や調整を行い、ホルモンを分泌しています。

 

1) 下垂体

 

下垂体では、骨の成長やたんぱく質の合成を促す成長ホルモンを分泌しています。

 

2) 甲状腺(こうじょうせん)

 

甲状腺ホルモンは、視床下部と下垂体から支配を受けて、
全身の代謝速度を調節するホルモンです。

 

3)ランゲルハンス島

 

膵臓のランゲルハンス島から血中のブドウ糖の濃度を下げるインスリンと、
濃度を上げるグルカゴンが分泌されています。

 

4) 副腎皮質

 

副腎皮質ホルモンは、視床下部と下垂体の支配を受けて、
機能を維持させる働きをしています。

生殖器系

1) 男性

 

男性の生殖器は、精子や男性ホルモンを産生する「睾丸」と、
精子の成熟や貯蔵に関わる「陰茎」に分けられます。

 

睾丸で産生されている男性ホルモンは、「アンドロゲン」です。

 

2) 女性

 

女性の生殖器は、「卵巣」、「卵管」、「子宮」、「膣」からなる内性器と、外陰部に分けられます。

 

卵巣からは、エストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンが分泌されています。