介護福祉士試験対策のポイント

介護記録

介護記録の目的

 

介護記録は、利用者のケア目標の達成に向けた適切な支援を実施しているかどうかの確認、
専門職間のスムーズなサービスの引継ぎなどを目的としています。

 

また、専門職による事例研究や介護事故などの場合の証拠書類としても用いられることがあります。

 

介護記録の記入の仕方

 

介護記録は、記録者だけが分る記録ではなく、
誰にでも分りやすくかくことが大切です。

 

介護記録には、個人のプライバシーに関わる記述も多いので、
秘密保持の原則が適用されます。
よって、介護記録は、援助記録の管理などへの細心の注意が求められます。

 

介護記録の管理

 

介護記録を管理する際は、情報漏洩の防止に努めることが必要です。
そのため、個人情報のデータベース管理にはパスワードを用い、
第三者に知られることのないように管理すること、保管場所を指定すること、
記録保管場所への入室、ファイル等の持ち出しに制限を設けるなどの対応が求められます。

問題例

介護記録の記入方法や管理に関する問題で、問題集に次のような問題がありました。

 

介護記録の記入方法や管理に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

 

@ 筆記用具として、鉛筆を用いる。

 

A 訂正は、記録を修正液で消してから行った。

 

B 利用者が施設を退所するときに、利用者記録を破棄した。

 

C 個人情報のデータベース管理には、パスワードを使う。

 

D 家族が情報開示を求めた場合、保管場所への入室を認める。

解答「C」

 

@ × 介護記録に用いる筆記用具として鉛筆を用いるのは、
   紙の摩擦によって記入した内容が読み取れなくなることや、
   故意に内容を消してかき換えたりすることが出来るので、
   ボールペンを使用することが適切です。

 

A × 訂正は、二重取り消し線に訂正印を押し、
   訂正後の記録は、訂正前の記録のすぐ上、または隣に書くなどの方法をとります。

 

B × 介護記録は、利用者が施設を退所した場合、
   退所後2年間は保管することが必要です。

 

C 〇 個人情報のデータベース管理には、パスワードを使い、 
   誰でもアクセスできないようにすることが必要です。

 

D × 家族が情報開示を求めた場合、当該家族に必要な情報を開示する必要があります。
   ですが、家族への情報開示のために、他の利用者の情報も保管されている保管場所への入室を認めることは不適切です。